僕が自転車に凝り始めた中学生の時は、軽量化ブームでした。
今の時代みたくドカっと軽量化出来る訳でもなくお金も有る訳でもないので例えばペダルの踏まない側のプレートを切り取ったりチェンジレバーの穴あけ等で満足?していた訳です。
FD等オール鉄のサンツアー・スパートから軽合のSLにしただけで『軽くなった』なんて自転車を持ち上げても判らない数グラムの事を喜んでいた訳です。
そんな時代にこのオール鉄しかも頑丈過ぎる変速機を友人が着けました。
重量だけではなくてチェンジレバーの引きが重いと言う事でサンツアーのラチェットしかもランドナーバーにバーコンと言う妙な組み合わせで皆『あ?あ』と思いましたが彼に追従して走ってみると『何このカッコいい動きは・・・』いっぺんにこの変速機の虜になってしまいました。変速機の名前は、(ユーレー・アルビー68)です。
以後僕は、その変速機が標準で着いているブリヂストン・キャンピングを買う事になるのです。
その後にアルビーと同じ動きをするルックスと言う高級品が有る事を知りましたが、既に1973年には新旧交代でジュビリーがデビューしていましたが、とにかく有れば買ったものです。でも今だに何箱か勿体無くて使っていません。
それから先ほどのスレッドにJOSダイナモの事を書きましたが、ここでも同じユーレーのFDでも違うと言う話を一つ・・。例えば上の2つは、右が普通の700で左がルックス700ここには写真が有りませんが900も共通の直付け台座で使用出来ます。・・その後のドッパー・サクセスもOK!
しかし下の左は500そして分かりやすい様に右はプレートだけにして有りますが600です。この2種類はダルマネジでプレートを止めてストローク調整するタイプですがこの直付け台座に700等を着けると(実質取り付けネジが700以降の方が太いですが、)アウターのギア歯先が2Tは大きくしないと位置が合わなくなりますので注意です。したがって逆も然りです。
そう僕もこの動きに惚れました{ドキドキ大}。完璧なパンタグラフ式ですね。
僕の場合は、アルビーを使う前に分解して支点のバリをヤスリでゴジゴジして又組み立てましたよ。
フランスのオーダー車が支点までメッキしているのはこの摩擦と言うか精度を上げる為かもしれませんね。
それからフランスチェーンラインで使う事かな?そうするとトップの落ち方が格段に違いますね。